
みなさん、こんにちは。 @yasu24です。
今回の記事は、10月31日から11月3日にマルタで開催されたマルタブロックチェーンサミット2018で、Plasmaの開発チームとパートナーシップを結んだ Digitexがプレゼンテーションを行ったことを書いたものです。4つの点から書きました。Digitex CEO Adam Todd氏の個性が伝わってくる動画も載せました。
Digitexは、取引手数料が無料の仮想通貨取引所です。DGTXというトークンの発行も行っています。
★ なお、2018年10月4日 Digitexの発表によると、取引所サービスの開始は第4四半期 2〜3ヶ月後とのことです。
① マルタブロックチェーンサミット2018について
みなさんは、マルタをご存知ですか?マルタは、地中海に浮かぶ島でヨーロッパの国の一つです。
私は、ブロックチェーンに関する情報を得ているなかで、マルタの首相が国連総会の場で「ブロックチェーンは未来のお金を作る」と発言されたことを知り、「おもしろい国だなあ」と思ったことがあります。日本の首相がそのような発言をされるイメージは、なかなか湧きません。また、マルタ大学がブロックチェーンを研究する学生に向けて、奨学金を支給する取り組みも行なっているそうです。国を挙げて、ブロックチェーンに取り組んでいる印象があります。
そのマルタで、10月31日から11月3日にマルタブロックチェーンサミット2018という大規模なカンファレンスが開催されました。AI、ビッグデータ、IOTなどがより社会に影響を与えていくと言われているなかで、ブロックチェーンがどのように活用されていくか?がテーマでした。ハッカソンや ICOピッチもありました。
私は、マルタブロックチェーンサミット2018で、Digitexがプレゼンテーションを行ったことに興味を持っています。
② Digitexと DGTXトークン
Digitexは、取引手数料が無料の仮想通貨取引所です。「日本の仮想通貨取引所」という言葉を聞いて、ビットフライヤーやコインチェック を思い浮かべる方がいらっしゃると思いますが、どちらも手数料が高いことはネガティブな要素ではないでしょうか?
「なぜ、Digitexは 取引手数料を無料にできるのか?」については、このブログで、以下のように書かれています。
Digitex Futuresはトレーダーにより良い環境を提供するために手数料無料という制度を実施しています。
その仕組みはトレーダーが取引にDigitex Futuresを利用することで発生する手数料を0にし、その代わりそのコストを賄うために新しいDGTXトークンを発行するというモデルを採用しています。
いわゆる発行枚数が増えていくインフレ通貨の一つになり、供給過多になることを心配する人もいると思いますが、Digitex Futuresは増える発行枚数を気にしなくてもいいほどのトレーダーの参入が見込めるモデルであるとしており、供給を上回る需要があると公式サイトで言及しています。
私は、Digitexが機能するにあたり、DGTXトークンが供給を上回る需要を長期的に作れるか?がポイントだと思っています。同じくインフレ通貨の STEEMのように。
しかし、DGTXトークンは現在大きく価格を下げています。暗号通貨市場が全体的に停滞していることに加え、ICOで DGTXトークンを購入された方が大量に売却したことが要因としてあると思います。法定通貨を増やすための手段としてだけではなく、Digitexで利用するために DGTXトークンを購入する方が増えることが必要だと思いますし、そのためには Digitexが魅力的なプロダクトということが広まる必要があると思います。
③ Plasmaの開発チームとパートナーシップを結んだDigitexが、マルタブロックチェーンサミット2018でプレゼンテーション
そのなかで、Digitexがプレゼンテーションをするマルタブロックチェーンサミット2018の直前。10月後半に Digitexと Plasmaの開発チームが、パートナーシップを結んだことが発表されました。Plasmaは、昨年 ICOやDAppsの増加になどより、表面化した Ethereumのスケーラビリティ問題を解決するための技術の一つとされています。「Ethereumの未来は、Plasmaに掛かっている」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、マルタブロックチェーンサミット2018でのプレゼンテーションの直前に、 パートナーシップについて発表したことが、Digitexと DGTXトークンにとって、よかったと思っています。Digitex、DGTXトークン、Plasmaについて、直接情報の発信や意見を受ける機会になったからです。
今年の5月。私は、Steemit社の CEO @nedさんがプレゼンテーションをしてくださった Steemit Tokyo Meetupに参加しましたが、とくに、 Smart Media Tokenについての情報が印象に残っています。「Steemブロックチェーンの未来は、Smart Media Tokenに掛かっているかもしれない」という思いが強くなりました。
マルタブロックチェーンサミット2018で、Digitexのプレゼンテーションを聞かれた方のなかで、「Digitex、DGTXトークンの未来は、Plasmaに掛かっているかもしれない」という思いが湧いた方がいらっしゃると思います。
今回のプレゼンテーションをきっかけとして、Digitex、DGTXトークン、Plasmaについての議論が深まることや開発が進むことを期待したいです。
④ Digitex CEO Adam Todd氏の動画
最後に、Digitex CEO Adam Toddさんの動画を紹介します。
一つは、マルタブロックチェーンサミット2018で、Digitexのデモを行ったときのもの
もう一つは、ユニークなもの
どちらも、Adam Todd氏の個性が出ていると思いますし、真面目な側面と非まじめな側面が出ていて、いいなと思います。これらの動画をきっかけに Digitex、DGTXトークンを応援される方もいらっしゃるかもしれません。
みなさんは、Digitex、DGTXトークン、Plasmaについて思うところがありますか?
Thank you for reading.
@yasu24