リーマンショック後僕はあることに気づいたんです。
『大きな社会の変化の前に変革の目が現れ、一度その大きな変化が生まれると世の中は不可逆的になる。』
当時、社会変化に弱い産業に身を置いていたからこそ実感しました。残存者利益をおって体力勝負をするのか、新しい世界を見つけ開拓していくのか。。事業環境が助けてくれていただけで足腰の弱いもの(個人も企業も)は撤退を迫られます。よって、変化をするにあたり無駄を省き効率的な仕組みを導入していくのは当然の流れなんです。
そこで今の状況を鑑みるといつ壊れてもおかしくない金融政策や一触即発のナショナリズムが見て取れます。まあ、インフレをコントロールし延命がうまくいくかもしれません。しかし、何かの拍子に一気にタガが外れるかもしれません。
クリプトにハマる頃、NHKスペシャルで『映像の20世紀』を見て特にそのことを感じました。これはおすすめです。大局観を持ちたい方には必須です。
ところで、クリプトが金融危機からの受け皿になるのではと思っている人が多いように見受けますが、それはないように思えます。局所的な小さな地域のリセッション程度ならば十分に起こり得ますが、グローバルリセッションの時は一度現物資産に逃げるでしょう。なぜならば今のクリプトはインフラではなく投資商品だからです。
よって、しばらくして落ち着いてきたときにノードがなおも生き延びれいるブロックチェーンだけがその対象になるでしょう。そして、ここからが本番ですが冒頭でも言ったように社会の自動化は社会の大きな潮流であり既得権や固定観念に阻まれていますが、リーマンショックの時のように社会全体が生存をかけて新しい効率的な社会にジャンプすると思っています。
そのときに、インフラたり得る素養を備えたブロックチェーンが王道になると思っています。サーバーレスになることで企業はコストを下げることもできる。情報漏洩リスクが減る。シェアリングエコノミーがさらに深化してより小さな価値をも利用可能な社会に変わっていくでしょう。例えば、自動車は所有しない、自宅のパソコンをデータストレージとして貸し出す。スマホノード働いておもらう。などなど。
次の大きなイベントの後にAIとスマートコントラクトの本当の時代が到来するのではないかなと思っています。そして、日本は少子高齢化の真っ只中で自動化待った無しの展開です。社会のリソースの再編が必要です。
MMTや5Gインフラの整備、ブロックチェーンなどの分散技術などの準備がある程度整う2020年代中盤ごろに何か起きてもおかしくないかなと大局観をもっています。