
日本各地に七千余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社「宗像大社」。福岡県宗像市にある宗像大社は日本書紀にもその名を残す由緒ある神社で、道の神としての信仰が厚く、交通安全を祈願する参拝客が多く訪れる事でも知られます。
この日は実家に帰省した折に交通安全を祈願し、宗像大社を訪れました。この宗像大社は伊勢の伊勢神宮に対して「裏伊勢」とも呼ばれています。
駐車場から本殿まではさほど距離はありません。
2017年(平成29年)には、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして、世界文化遺産にも登録されました。
駐車場の前にある「祈願殿」。
宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮(総社)の三社の総称です。
現在では宗像大社である辺津宮のみを指す場合も多いですが、辺津宮を指し田島様とも呼ぶ人も多いようです。
ここに祀られる宗像大神については、記載、風土記にも詳らかにのべられており、沖津宮のある沖ノ島からは、古墳時代から平安時代にかけての貴重な祭祀神宝(国宝)が多数出土しています。また宗像大神を奉斎する宗像氏は古代の有力な氏族であり、中世には院庁、鎌倉、室町両幕府らと関係をもち、戦国記にもその地位を守り抜いた豪族でした。旧境内の概要は、現存する天正6年(1578年)の造営絵図により想定できますが、現境内もなおよく当時の形状を保っています。
古代から大陸と半島の政治、経済、文化の海上路であった三社は朝鮮半島への航海の危険を乗り越えて対外交流に大きな役割を果たしていました。
鯉のえさは4月からだそうです。
見てください。池の形が心に似ていることから名付けらた「心字池」です。
「太鼓橋」。この池を渡ることにより、心を清めると言う意味合いがあります。
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける。
古くから海上・交通安全の神としての神威にちなみ、信仰されています。現在では海上に限らず、道主貴の名のもとにあらゆる道、陸上・交通安全の神として信仰を集めています。
そのためか福岡県やその周辺では宗像大社のステッカーを貼った自動車が多数見受けられるほか、新車を購入した際に祈願殿にて御祓いを受ける人も非常に多いようです(Wikipediaより)。
「神門」までは長い参道があります。
皆様お馴染みの交通安全のお守りは、昭和38年、全国に先駆けて、車内におまつりする自動車専用の「お守り」はここ宗像大社より発案されました。
神門を向かって左側には「手水舎」があります。ここで身を清めます。
この手水舎は龍ではなく、大きな石を削った剛胆な物です。
右手に見えるのは「祓社」で御座います。
この「神門」を潜るといよいよ本殿です。
狛犬もなんだか凛々しく見えます。
宗像三宮の総社である辺津宮は、「第一宮」(ていいちぐう)と呼ばれます。圧倒的な存在感を放っています。
本殿と社殿は、1557年の焼失により戦国時代の真っ只中に再建されたものです。
宗像大社辺津宮本殿・拝殿は、いずれも築400年を越える木造建築物です。本殿は棟札から、天正6(1578)年に大宮司宗像氏貞が再建したことが分かり、拝殿は天正18(1590)年に小早川隆景(たかかげ)が再建したことが分かっています。
交通安全を祈願します。
神道の心を伝えるチャンネルより宗像大社のプロモーションが紹介されていました。
出典:神道の心を伝えるチャンネル
如何でしょうか。ユネスコの世界文化遺産に登録された「神宿る島」の中心的存在「宗像大社」。境内には天照大神の三柱の御子神をお祀りした田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)の三姉妹の女神がいる事でも知られます。
皆様も玄界灘の海の幸を堪能した後にパワースポット宗像大社で交通安全を祈願してみては如何でしょうか。
旅行地の情報
● Japan, 福岡県宗像市田島2331
関連リンク
● http://www.munakata-taisha.or.jp/
trips.teem で作成された文です。